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選挙に行こう!

 お久しぶりです。テストも無事終わり、夏休みに突入しダラダラと時間が経過してしまいました。

 先日、参議院選挙が終わりました。皆さんは今回の選挙に行きましたか?私は、不在者投票について知らなかったので投票に行っていません。不勉強でした、ごめんなさい。
さて、今回の選挙後話題をかっさらったのはなんと言っても「れいわ新選組」と「NHKから国民を守る党」でしょう。彼らの演説や政見放送では、難しい話をほとんどせず、どの世代にもわかりやすいように構成されていたのではないかと考えます。メッセージも単純かつ明快で、聞いていて飽きないような演説でした。二つの諸派扱いだった政治団体が、今回の戦後二番目に低いと言われる投票率の中で、政党要件を満たしたことはすごいことだと思います。私は右左関係なく、今後この二つの政党の動向に注目していきたいと思います。

私は、今まで政治にあまり興味がなく、どの政党に入れようが、どの政党が政権を握ろうが、私たちの生活は変わらないと思っていました。いや、実際目に見えて変わるようなことは、私にとって何一つありませんでした。それは親の扶養に入っているから、あるいは自分が不勉強であるからに他ならないかもしれません。

そもそも、大学に入るまで、友人と思想や政治の話をしたことなどほとんどありません。政治の話をすると意識高いだとか、自分たちには関係ないだとか、興味ないとかそんな意見ばっかりです。どうしてそんな空気があるのでしょうか。政治は私たちの身近な話題であるはずなのに。二ヶ月後の消費税10%への引き上げは皆さんにとっても、人ごとではないでしょう。この問題を受けて初めて、私は政治への興味をそそられました。20年間生きてきて今頃なんて遅すぎますね。ですが、私のような人も少なくはないのではないでしょうか。今回はそんな方に向けて選挙に行った方がいいと思う理由を、主観を交えて書いていこうかと思います。

 

 

何で選挙に行かなきゃいけないの?

 皆さんは現在の選挙で民意が反映されていると考えますか?私はそうは思いません。今回の参議院選投票率はなんと48.80%だそうです。国民の二人に一人は選挙に行っていない状況。そんな状況下では各党の支援団体にとっては非常にうれしいですよね。支援団体は政党に献金する代わりに自分たちの代弁者を国会に送り込んでいると言っても過言ではありません。その中で、国民の投票率が下がれば、もちろん有力な支援団体の思い通りに政治は進みます。彼らの大半はお金持ち、しかし我々の大半は庶民です。庶民が投票に行かないのに、どうして政治が良くなるのでしょうか。庶民の声を届けるためには、お金持ちでも何でもない私たちがちゃんと投票に行き、少しでも政治に反映されるようにすべきなのではないかと思います。


少子高齢化という国難

 あなたもご存じの通り、日本は少子高齢社会です。そして日本は民主主義国家です。民主主義は多数派が尊重されます。多数派とはどの年代ですか?間違いなく人口も投票率も高い高齢者でしょう。加えて人口が少ない若者が選挙に行かないという状況。年々若者の投票率は下がっているそう。そんな状況下で若者に向けたマニフェストなど誰が作るのでしょうか。選挙は当選しなければ公約を果たすことはできません。公約を作ってもらい国政に送り込むには若者の票が不可欠です。我々の生活の大本を作っているのは他でもない政治です。自分のような若者が変わらなければ、国が変わることはありません。年金問題にしろ、憲法改正にしろ、消費税にしろ、私たちの一票が集まって現状を打破することができるのです。


白票は無効票

 自分の生活を変えたい、もっと豊かに生活したい、こういう国にしてほしい、でも支持する政党はない。今この記事を読んでいる皆さんの中にはこんな風に考えている人も少なからずいるのでしょう。だから選挙に行かないんだと言う人、白票で投票する人、そんな方ももしかしたらいるのかもしれません。はっきり言って白票は良くないと思います。全く意味がないとは言いません。白票でも投票率を上げることは確かです。しかし、白票は無効票と同じです。投票率にはカウントされるけれども、候補者の当落に全く影響がないどころか、とある宗教団体や経団連みたいな組織票が有効票数の多数を占めることになります。つまり白票は最有力の候補者を消極的に支持していると言えます。もし支持する政党がないのなら、投票させたくない候補者、政党以外から選んだほうがずいぶんマシだと思います。これを戦略的投票と言うのだそう。白票でもいいから選挙に行った方がいいと言いますが、どっかの組織票が強い政党を応援するのならそれでもいいでしょう。しかし、今の政治に疑問を抱えていながら白票を投じるよりは戦略的投票を行ってもいいのではないかと思います。


終わりに

 国民にとって政治は生活に近いはずなのに、私たち若者はあまり興味がない現状です。そんな状況下では、有力な候補者にとってはうれしいだけです。思想は人それぞれなので、どこへ投票するのも自由ですが、投票という権利を捨ててしまうのはもったいないような気がしてしまいます。
次の衆議院選挙は増税後の景気に影響が表れない時期だとか、景気の良くなるオリンピック後だとか噂されています。どちらにせよ二年以内には国政選挙がやって来ます。政治に興味がなくても、政治はあなたの生活の要です。しっかりと自分の将来を考え、今の自分にとって最善だと思えるような投票をしてみませんか?

私も次の衆院選不在者投票で投票に行こうと思います。