じぇねろぐ。〜for new generation〜

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トリリンガルに聞いてみた

 こんにちは。平成最後の「じぇねろぐ。」になります。今週も張り切っていきましょう。

 今回のテーマは語学についてです。海外に行ったことのある人や留学生の友達がいる人なら誰しも「○○語がしゃべれるようになったらもっと楽しいだろうなぁ。」と思ったことがあるでしょう。筆者もインドネシアの大学生と話したとき、もっと自分のことを話したいのに英語が出てこなくて少し悲しかったのを覚えています。またリスニング能力の低さも実感しました。中高6年間あるいは英会話教室などで勉強してきたのにもかかわらず英語が話せないという方は決して少なくはないでしょう。今週はそんな方々のため(あと自分のため)に3か国語をしゃべれる留学生の友達にインタビューしました。

 

 

はじめに 

 その友達は香港からの留学生で東北大学には工学の勉強をしに来たそうです。中国語、英語、日本語が話せるトリリンガルでインタビューも簡単でした(笑)。香港は英語の教育が盛んで彼も子供のころから英語は勉強しており中高生のころには普通に話せたそうです。彼に限らず香港の人は大体英語が喋れるらしいのであまり外国語という感じではないのかも知れませんね。それはそうとして日本語がペラペラなのは凄いと思います。どのようにして日本語をしゃべれるようになったのでしょうか。外国語を学ぶ上で意識していたことについて聞きました。

 

語彙力

 何よりも語彙力がないとお話にならないとのことでした。彼が言うには語学学習は文法、読書き、リスニング・スピーキングと、レベルが上がるごとに連れて必要とされる語彙は増えていくもので、そのため語学力を上げ英会話ができるようになるには語彙力が大前提だそうです。このことに関して私の履修している英語の授業でも同じことが言われていました。例えば英語圏のネイティブの持つ単語数は35,000語。そして私達東北大学生が入試の時に必要とされた単語数は5,000語。その差があっては英会話は不可能だそうです。当たり前すぎることですが、実際語彙力を重要視している人は少ないと思います。映画や読書などでその都度調べながら楽しく語彙力を上げてみるのもいいかと思います。

 

積極的なコミュニケーション

 留学生の彼は日本に来る前に日本語検定というもので一番上の級を獲得したそうです。そして東京の方の大学に留学しました。しかしその級をもってしても日本人とスムーズに会話ができなかったそうです。やはり独学では超えにくい壁があったそうで、多くの外国語学習者にあてはまることだそうです。そこで彼は積極的に日本人と会話をし、分からない単語はその都度調べるなどしてとにかく場数を踏みました。また留学生と日本人の交流グループなどにも積極的に参加しました。結果先ほどの語彙力は伸び、独特な言い回しや、若者の言葉など辞書に載っていないところまで学べたそうです。さらに言語以前のコミュニケーション力もつきました。より実践的に学ぶことも重要です。

 

さいごに

 私は正直もっと画期的な方法がないかといろいろ聞きましたが、やはり基本重視で地道にやるしかないそうです。つまり語学学習で最も大事なのは継続する力だと思います。彼の日本語を学ぶきっかけとなったのはJ-Rockが好きになったからだそうです。そのモチベーションで一生懸命勉強したから今の彼がいます。外国語を話せるようになりたいという気持ちを忘れず継続して学びたいです。