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はじめての海外渡航

 先日、私は常夏の島インドネシアにて、今までにない貴重な、そして衝撃的な経験をすることができました。


 私自身(前回と中の人は違います)、前回のブログで紹介しましたJENESYSのプログラムが初めての海外経験であり、そこの国で見るものすべてが目新しく移りました。初めての海外渡航、特にそこが発展途上国であったというのは、私にとって非常に有意義な時間でした。今回は、そんな私が感じたインドネシアに対する率直な意見を少しだけ綴っていこうと思います。

国が違えば価値観も違う

 まず、私が大きく感じたのは価値観の違いです。高速道路や電車などの高架橋の支柱がものすごく細い。これで折れたりしないのかってくらい細い。これではいつか壊れたり、大きな地震にも耐えられなかったりするのでは?と疑問に思ったものでした。特に日本と同じ新規造山帯に属しており、災害大国であるインドネシアにおいて安全性は必須なのではと感じました。


 しかし、今回の渡航に引率してくださった方の話によれば、日本が安全すぎるだけなのだとか。日本はかつての地震を教訓に百年の地震にも耐えられるような設計をしているそうなのですが、果たしてそれはインドネシアにおいても必用なのかと言われると、疑問が残ります。私たちの国日本には、そうするだけの余裕があると思います。しかし、インドネシアでは、まだインフラ整備もままならないこの国では、お金をかけるべきはそこではないのではないかと思います。

もちろん、安全性はちゃんと保障されているそうですが、日本から出たことのない私には、その光景が珍しく、そしてまた少しの不安を感じました。

 

 

 同様に水道水が飲めないことも、私には驚きでした。日本では水道の水が飲めるくらいきれいにされています。それもやはり、日本はやり過ぎているだけなのだとか。下水道で整備もままならない国で、そのようなことにお金と時間をかけるべきではなく、もっと他のことをする方が大事なのだと思います。

 

 高架橋の支柱しかり、この水道水の話にしかり、インドネシアの人たちにとっては大して重要ではないのでしょう。彼らは活気に満ちあふれ、そして瞬く間に、彼らの国が発展しているのです。彼らは自分の国がより発展するよう、力を注ぐべきところを理解しているのではないでしょうか。日本に住む私たちは、それが当たり前であり、重要なことであると考えていることが多いかと思います。しかし海外に行けば、それは何も当たり前の話ではないのだと、私は大きな価値観の違いに衝撃を受けました。

交通マナーに唖然

 そしてインドネシア渡航してさらに驚いたのは、交通量の多さと交通マナーです。インドネシアでは日本の交通マナーは通じません。クラクションを鳴らされようが、横入りされようが、道を縫って進もうが、そんなことは日常茶飯事。

 


 ところで、インドネシアではバイクの数がものすごく多いのですが、人口が過密状態のジャカルタにおいては、車が常に渋滞しているため、縫って進めるバイクの方が、利便性が高いのだとか。

また、インドネシアではバイクの乗車人数に定員がないのですが、そのような点を生かして、バイクの商業が発達しています。ジャカルタ市内を走れば、GrabやGOJEKとヘルメットなどに書いてあるバイクが多数走っています。これらはバイクタクシーであり、人数制限のなさと、少しでも渋滞を避けられることから、インドネシアでは広く浸透しているのでしょう。

日本でもUberという個人が配車するサービスはありますが、広く浸透しているかと言われると微妙なところであるような気がします。

 


 さて、話を戻しますが、渋滞がひどいジャカルタでは、交通ルールなんてあってもないようなものです。三車線の道路でもなぜか四車線になっているし、隣の車はギリギリ当たらないくらいを通っていくし、車間距離はとても近いです。その上、先ほど説明したバイクもたくさん通っていて、日本での運転になれていると、おそらくすぐに事故を起こす気がします。

そして何より信号を守らない車が多いです。横断歩道はあってもないようなものでした。車は、人が渡り始めれば止まってくれるのですが、立っているだけでは止まってくれません。渡るときは、現地の人について行くか、引率の人の指示に従って急いで渡るか、という感じでとてもスリリングでした。

日本の交通マナーがいかに優れているか思い知らされた貴重な経験であったと思います。

まとめ

 今回は私がインドネシアで感じた、価値観の違いと、交通について少しだけ触れていきました。日本に住んでいてはとても経験できないようなことばかりで、JENESYSのプログラムに参加できてほんとに良かったなと思います。


 今後も私たちは、JENESYSプログラムで気づいたこと感じたこと、そしてJENESYSから離れ、私たち個々の考えを綴っていくだろうと思います。

 

それでは。