じぇねろぐ。〜for new generation〜

世界のこと、留学のこと、ありのままに

インドネシアの病院事情⁉

 こんにちは!じぇねろぐの3人目筆者です。去年の夏にチームのリーダーに誘われこのプログラム(詳細は一つ目の記事へ!)に飛び入り参加しました。他のメンバーに比べるとだいぶ受動的な人間ではありますが、初めての海外渡航ということもあり、学びの多い研修となりました。今回の記事では私の中で最も貴重な体験を紹介します。 

 タケノコ診療所とはジャカルタにいくつかある日本人向けの診療所で、このプログラムの参加者18人中6人がお世話になりました。その最初の患者がわたしです(笑)。

 

 

発熱、そして病院へ

 プログラム4日目の昼、インドネシア大学との交流中に熱があることに気づき測ってみたら39度でした。そのまますぐにタクシーで診療所へ!と思ったのですが、まず呼んだタクシーがなかなか来ません。やはりジャカルタは交通量が多く、日本のようにはいかないです。バイクでの運転代行が発達する理由が身に染みてわかりました。高熱の中待つこと1時間(体感)、インドネシアでもっとも信頼のあるといわれるタクシー会社に乗りました。交通渋滞は相変わらずで、なかなかタクシーは進みませんでした。さらに割り込み、追い越しがその中で当たり前のように行われるため、急ブレーキやハンドルの急な切り返しなどが体に応えました。しかし日本人にはジャカルタでタクシー運転手などできっこないと思います。そう考えると荒い運転ではありましたが、あの運転手さんに尊敬の念を抱くのでした。そんなこんなでタケノコ診療所に着きました。

 

 タケノコ診療所

 タケノコ診療所は先ほど紹介した通り日本人向けの診療所で24時間営業しています。日本人がインドネシアで病院にかかるならまずここに来ることをおすすめします。その際はパスポートはもちろん、航空券や保険関連のものも必要のようです。受付は日本語が流ちょうなインドネシア人で、問診票も案内板もすべて日本語の表記があります。活気あふれる異国の地で日本の静けさを感じ少し楽になりました。それでも依然39度台の熱があり診察室へ。医師は日本語は話せないようでしたが看護婦さんが通訳をしてくださいました。インドネシアで高熱を出した場合、まずデング熱を疑います。幸い嘔吐や下痢の症状はありませんでしたが血液検査を行いました。そしてその間1時間半の点滴。きれいなベットで深い眠りにつきました..

  目が覚めると看護婦さんが日本語で話しかけてくださり、熱を測るとほぼ平熱までさがっていました。デング熱の場合点滴を打っても熱があまり下がらないようですので安心しました。医師から診断結果や薬などの説明を受け無事退院し、先ほどのタクシー会社でホテルに戻りました。海外での通院ですので費用の方も心配でしたが今回に限ってはプログラムから出ました。最初の海外がこのプログラムで良かったです。

 

おわりに

 初の海外にして高熱を出したときは、もう面倒なことになったと思いました。今回はプログラムの引率の方も付き添ってくださり、日本人向けの診療所があるということも分かっていたのでスムーズにいきましたが、私だけだったらどうなっていたことか。もし海外に行くのであれば、自分は大丈夫だなんて思わずに現地の医療機関のことは調べておくべきですね。なかなか苦しいものでしたがだいぶ貴重な経験ができました。今後もメンバーそれぞれが経験したこと考えたことを紹介していきますので、疑似海外研修ということで読んでくだされば幸いです。最後まで読んで下さりありがとうございます。それでは!