じぇねろぐ。〜for new generation〜

世界のこと、留学のこと、ありのままに

インドネシアの食べ物は日本人向き??

このブログも早4回目になりました。私たちはJENESYSプログラムで常夏の国インドネシアを訪れた訳ですが、今回は私たちが頂いたインドネシアのグルメに焦点を当てて筆を下ろしていきます。

 

みなさんはインドネシアのグルメと聞いて何を思い浮かべるでしょうか。インドネシアの食べ物なんて何も知らないよ、、って人多いのではないでしょうか。実際日本にインドネシア料理店が多いとは言えませんしインドネシアに行くまで私も全く知らなかったのですが、インドネシアの食べ物は日本人の口にとても合うんです。ここでは私のオススメの食べ物の紹介と食べてみた感想を書いていきます。

 ナシゴレン

ナシ(nasi)=お米

ゴレン(goreng)=揚げる

という意味でイメージとしては辛いチャーハンといった感じでしょうか。見た目もチャーハンのようで、お米のパラパラ具合もチャーハンそのものでした。

 

ただ味付けは全く異なり現地の調味料やニンニク、唐辛子などで味がつけられています。旨味と辛さのバランスが絶妙で箸(スプーン)が止まりません。

 

一つ私が驚いたのは下の写真のように一つのお皿にサラダや漬物、調味料などを乗せていたということです。日本では一汁三菜というように様々な副菜が小皿に乗って出てくることが多いと思うのですがインドネシアでは小皿よりも一つの皿でご飯とおかずを混ぜて食べることが多かったです。実際日本のビュッフェ形式のお皿はお皿がいくつかに区切られているものが多いと思うのですが、現地のホテルや大学でビュッフェ形式のご飯をいただいた時には基本的にお皿は一枚だったのでそれも文化の違いだと感じました。

 

それからインドネシアのお米は日本と違ってパサパサしています。それもあって日本のように白米とおかずというスタイルよりも油で揚げるという伝統が出来上がったのかもしれません。

 

ちなみに白米を食べる時のおかずは汁っぽいものが多かったのですが、このインディカ米のパサパサ具合と混ざってこれもまた絶品なんですよね。ぜひインドネシアではご飯とおかずを大胆に混ぜて食べてくださいね。

 

ちなみに物によって差はあったのですがナシゴレンは辛いので食べ過ぎでお腹を壊さないようにしてください。(中の人はしっかりお腹を壊しました)

f:id:jenesys2018_tohoku:20190323234106j:plain


↑私が現地で頂いたナシゴレン

 

 サテ

サテは日本でいう焼き鳥のような食べ物で風味も焼き鳥と似ています。焼き鳥と違うところはちょっと甘めのソースでいただくというところです。日本の焼き鳥は塩コショウやたれでいただくことがほとんどだと思うのですが、サテはピーナッツのような甘めのソースでいただきます。初めは驚きましたがこの食べ方もいいなと思いました。

 

それから羊や山羊など様々な種類のお肉を串に刺して焼くところを日本とは違いました。ホームステイ先でも鳥だけではなく羊のお肉もあってまたこれが美味しかったです。

 

日本だと焼き鳥はお酒のおつまみと言ったようにご飯のおかずにするイメージはあまりないと思うのですが、インドネシアではサテをおかずに白米やナシゴレンをいただきました。白米ももちろん美味しかったのですが、ナシゴレンと一緒に食べると本当に絶品です。

f:id:jenesys2018_tohoku:20190323234236j:plain

↑ホームステイ先で頂いたサテとナシゴレン

 

 

 ユニークなフルーツ

インドネシアは常夏の国なので日本では食べられないフルーツがたくさんあるんです。日本でも馴染みのある名前でいうとドリアンやドラゴンフルーツでしょうか。皆さんも名前は知っているけれど食べたことはないという方が多いと思います。

 

例えばドリアンというと臭いがきつくて罰ゲームで使われているというイメージを持つ方が多いのではないのでしょうか。確かにホテル持ち込みはダメと言われるくらいに強い臭いが近くを通るだけで漂ってきました。自分もドリアン初挑戦だったのですが意外と美味しくいただけました。確かにガスのような匂いはしますし、臭いです。それでも甘くてクリーミー、食感はバナナのような美味しい果物でした。さすが果物の王様と呼ばれるだけありますね。

 

これはホームステイ先の方に聞いた話なのですが、お店にドリアンが多いかドラゴンフルーツが多いかでシーズンの移ろいを感じるそうです。雨季だとドリアン、乾季だとドラゴンフルーツが多くなるそうで私が訪れた3月はまだ雨季だったのでドリアンが多かったです。(ジャカルタは南半球なので雨季と乾季も北半球と逆になります)

                                   

f:id:jenesys2018_tohoku:20190323234206j:plain
f:id:jenesys2018_tohoku:20190323234439j:plain

↑スーパーに売っていたドリアン(左)とドラゴンフルーツ(右)

 

他にもスネークフルーツやマンゴスチンなど日本では食べたことのないフルーツをたくさん食べましたが、それぞれ特徴があって美味しかったので食べてみる価値ありだと思います。特にマンゴスチンは酸味と甘みのバランスが絶妙です。ぜひ食べてみてほしいなと思います。個人的にはドリアンよりスネークフルーツの匂いがきつかったです。足の裏みたいな…。

 

 

インドネシアの食べ物の特徴って?

インドネシアではイスラム教を信仰する人が多いです。それを考えてみてみるとインドネシアの伝統料理に豚を使ったものって見当たらないんですよね。言われれば当たり前に感じるのですが、実際に現地に訪れてご飯を食べてみて初めて実感させられるものなのかも知れません。

 

それから今回たくさん食事をいただく中で感じたのがインドネシアの食べ物は日本人から見ると全部辛くてしょっぱいという事でした。しかし向こうのように毎日朝から晩まで暑くて、たくさん汗をかいているならばそれがちょうど良いのかと思います。事実私も歩き回った後に食べたインドネシアの食べ物は本当に絶品だと感じました。

 

また暑い気候だからこそ香辛料を使うことで食べ物が腐ったり臭ったりすることを防ぐ効果もあるのとか。やはり伝統の料理にはその地域の風土や気候が関係してくるのだと感じました。

 

日本の様にさまざまな出汁を使って、薄味ながら繊細な味わいを楽しむのも、インドネシアのように辛くしょっぱいものを食べて、失った塩分を補うのもそれぞれの素晴らしい食文化だと思います。だからこそ現地に行って、その地域の環境でご飯を食べると一番美味しく食べられるのではないでしょうか。

 

それではまたお会いしましょう。